エムポックスという変異株がインドで見つかったという情報があったので、気になって調べてみました。
(記事にある情報や感想は、個人的見解が含まれている可能性もあるため自己責任でお読みください)
そこで今回は、
- 変異株エムポックスはコロナと同じ事態を招く?
- 日本への影響は?
これらについて迫っていきたいと思います。
それでは早速本題に入っていきましょう。
変異株エムポックスはコロナと同じ事態を招く?
エムポックス(サル痘)という新しい変異株が広がりつつあり、コロナウイルスのような大流行を引き起こすのではないかと心配してしまいます。
このウイルスの一部の変異株、特にアフリカのコンゴ民主共和国で見つかっている「クレードI」というタイプは、重症化率や致死率が高いとされています。
この点が、エムポックスが新型コロナウイルスと同じような脅威をもたらすかもしれないと懸念される要因の一つです。
サル痘(さるとう)は、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患である。感染症法では4類感染症に位置付けられている。
主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、自然宿主はアフリカに生息するげっ歯類が疑われているが、現時点では不明である
出典:国立感染症研究所
サル痘のことをエムポックスという呼び名に変更したようだワン
実際、インドでは2024年9月、38歳の男性が「クレード1b」と呼ばれる重症化しやすい変異株に感染したことが確認されました。
彼はアラブ首長国連邦(UAE)からインドに渡航した後、感染が明らかになり、現在ケララ州の病院で治療を受けていますが、幸いにも容体は安定しています。
この事例は、エムポックスが国際的に広がる中で、特に旅行者によって感染が広がるリスクのニュースです。
このニュースを見て気になったんだにょー
新型コロナウイルスと同様に、エムポックスも一部の地域では感染が広がりつつあります。
特に、WHO(世界保健機関)は2024年、エムポックスの流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」として発表しています。
アフリカのコンゴ民主共和国周辺国、例えばブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダなどでは新たな感染者が続々と報告されています。
こうした状況を見ると、エムポックスがコロナのように大流行しないかどうか心配になります。
エムポックスは予防できる?
しかし、エムポックスの予防には、天然痘ワクチンが有効であり、約85%の発症を防げるとされています。
また、新しいワクチンの開発も進んでおり、低所得国への供給も進む見込みです。
コロナウイルスと異なり、すでに利用できるワクチンが存在しているため、適切な予防策を取ることで、コロナと同じような大規模な感染拡大を防ぐ可能性も高いでしょう。
しかし、天然痘ワクチンの接種は1976年以降日本は実施していないので、日本で感染拡大したときが不安ですね。
参照元:国立感染症研究所
日本には治療薬がない?
エムポックスの予防は、ワクチン注射で予防はできるものの、厚生省のホームページには日本には治療薬がないと記載しています。
そのようなことから感染が拡大して、重症化したときにどう対応すればいいのかが現時点ではみえてこないです。
海外には承認薬があるようだワン
エムポックス(サル痘)の症状の一部がこちら
対症療法とは?
対症療法とは、病気そのものを直接治すのではなく、発生している痛みや発熱、せきなどの症状を一時的に和らげたり、取り除いたりする治療方法です。
現時点(2024年9月)では、対症療法にたよるしかなさそうです。
日本への影響は?
外務省の報告では2024年8月に、エムポックスがタイではじめて感染されたことが報告されています。
アジアで感染が拡大することを外務省はアテンションしてんだワン
エムポックスはすでに日本人に感染している?
エムポックスを知らない人にとっては脅威ですが、日本でもすでにエムポックスに感染している人は2024年9月20日時点で、249例が確認されています。
2022年7月25日に初症例があって2023年には、爆発的に増えていました。
参考元:厚生労働省
2024年時点でも、10名前後のエムポックス感染確認はされており、今回ニュースになっていたのは「感染拡大」を心配していたためではないでしょうか。
2023年には、免疫不全の30代の男性の死亡例が事実としてあります。
参照元:厚生労働省
まとめ
今回は、エムポックスという変異株が見つかったというニュースが気になってリサーチしました。
エムポックスは、過去にも確認されているウイルスであり、当時のコロナウイルスのように初めて出現したものではないためすでにワクチンが存在します。
この点では、コロナとは異なる状況です。
しかし、感染が広がる中で、特に免疫力が低い人々や持病を抱える方には重症化のリスクが高く、場合によっては命に関わることもあります。
そのため、感染拡大が進む地域の渡航や免疫力が弱い方は特に注意が必要かもしれません。
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